漫画「NARUTO‐ナルト‐」で、主人公ナルトの属する第七班の担当教官を務め、高い人気を誇るキャラクターが「はたけカカシ」です。
そんなカカシですが、暁・ペインとの戦闘の際に一度死亡し、その後復活を果たしているんですよね。
この記事では、果たしてカカシは一度死亡する必要があったのか、また、カカシがその後どのような活躍をしているかについて解説していきます。
【ナルト】カカシのプロフィール
出典:「NARUTO -ナルト-」(C)岸本斉史/集英社
- 生年月日:9月15日(乙女座)
- 血液型:O型
- 身長:181cm
- 体重:67.5kg
- 好きな食べ物:サンマの塩焼き、ナスの味噌汁
- 嫌いな食べ物:天ぷら、甘いもの
- 好きな言葉:チームワーク
- 趣味:読書(イチャイチャシリーズ)
カカシは5歳で忍者アカデミーを卒業し、6歳で中忍選抜試験を通過、12歳で上忍にまで上り詰めていて、木の葉の里の暗部にも所属していた経験があります。
木の葉の里屈指の実力者であり、1000以上の相手の技を左目の写輪眼でコピーしてきたことから、「写輪眼のカカシ」「コピー忍者カカシ」とも呼ばれています。
その実力は他国にも認められていて、手配書=ビンゴブックにも名前が載るほどです。
また、父親は「木の葉の白い牙」の異名で他国からも恐れられた天才忍者「はたけサクモ」です。
親子の姿が似ているということもあり、砂隠れの里のチヨバアと会った際にはカカシがヤクモと勘違いされて襲われそうになったこともあります。
幼少期のころから口に黒いマスクをつけており、素顔は作中では出てきません。
マスクで顔を隠している理由について岸本先生は、初期構成が「マスク・額あてをしていると忍者っぽいキャラだったから」としています。
ちなみに、2015年に行われた連載完結記念「岸本斉史 NARUTO展」入場者特典の「新伝・風の書」にて素顔が公開され、読者からかなりの反響を呼びました。
性格は頭脳明晰且つ冷静沈着な一方で、温厚でマイペース。
仲間想いのため信頼も厚いのですが、かなりの遅刻癖で度々第七班メンバーに怒られています。
カカシは一度死亡する必要があったの?
出典:「NARUTO -ナルト-」(C)岸本斉史/集英社
カカシは「暁」のペイン・六道と小南が九尾を手に入れるため木の葉の里を襲撃した際に、昭道チョウザ・チョウジ親子とともに引力・斥力を操る「天道」と交戦します。
そして、この交戦で瀕死のダメージを負ってしまいます。
その後、チョウジが天道の能力を五代目火影・綱手に伝えようとするのですが、「修羅道」がチョウジにミサイルを放ち、阻止しようとします。
瀕死のダメージを負っているカカシはチョウジを守るため、残っているチャクラ全てを使い、写輪眼の能力「神威」でミサイルを異次元に飛ばしました。
その際にチャクラを使い果たし、カカシは死亡します。
チャクラは「身体エネルギー」と「精神エネルギー」の2つから構成されていて、完全に使い果たすと死に至る可能性があるということから、この戦いでカカシは死亡してしまったことになります。
その後、妙木山で二大仙蝦蟇・フカサクの下修業を行い、「仙人チャクラ」を習得したナルトが駆け付け、「天道」と壮絶な戦いを繰り広げます。
ナルト自身の内部で見守っていた父であり四代目火影の波風ミナトの励ましもあり、天道を倒します。
その後ナルトは、仙人チャクラで六道を遠隔操作していた長門を見つけ出し、接触します。
自来也や仲間たちを殺した長門に怒りを見せていたナルトですが、長門たちが背負ってきた苦しみを告げられたナルトは、長門を救おうとしました。
長門も自来也を師匠としていて、師匠の思いとナルトの思いを告げられた長門は決意の深さを知り、自身の命を引き換えにして輪廻眼の7つ目の能力・外道「輪廻転生の術」を使って、死んだ木ノ葉の忍たちを生き返らせます。
この術によって長門は力尽き、カカシを含む木の葉の里の忍たちは生き返ることとなるのです。
では、なぜ、カカシは1度死亡する必要があったのでしょうか。
結論から言うと、おそらく「父・サクモに会うため」だったと思われます。
サクモはカカシが7歳の時に、とある任務で隊長として部隊を率い敵地に潜入した際、「仲間の命」か「任務遂行」の二択を迫られ、彼は「仲間の命」を選んで任務を中断したため、木の葉全体から、ひいては助けた仲間からも非難を浴びる事になってしまいました。
そして心身を病んで自宅で愛刀を使い自刃しました。
その亡骸を発見し、孤児となったカカシは、任務を遂行しなかった父を攻めてしまっていました。
しかし、その後、仲間であったオビトとリンを失い、仲間の命の大切さを知ることとなります。カカシがチームワークを重視しているのもこのためでしょう。
そうしたことから、カカシはサクモのしたことに誇りを持てるようになったのですが、それをサクモに伝えられていませんでした。
そのことをサクモに伝えることでカカシは過去を清算し、二人は和解します。
これらのことから、死後の世界でしか会えないサクモと話すためにカカシは一度死ぬ必要があったのではないかと考えられるのではないでしょうか。
その後はどうなったの?
カカシがその後、どうなったか解説していきます。
NARUTOでのカカシ
出典:「NARUTO -ナルト-」(C)岸本斉史/集英社
さて、上記のように復活を遂げたカカシですが、その後はどのような活躍をしたのでしょうか。
カカシは第四次忍界大戦の終了間際まで我愛羅やマイト・ガイとともにナルトやサスケら第7班を援護します。
トビとの戦いでは仮面を破壊するのですが、その正体が死に別れたと思っていたオビトであったことに驚きます。
また、オビトがこのようになってしまった原因が自分にある事を知るとショックを受けますが、ナルトの叱咤によって落ち着きを取り戻します。
チャクラの祖であるカグヤとの最終決戦では、写輪眼を元の持ち主であるオビトに返してしまったうえ六道仙術以外効かない相手だったので何もできず、「せめて弾除けにはなろう」と、瀕死だったオビトと共にナルト・サスケに向けられたカグヤの攻撃を受けようとします。
しかし、オビトに「お前はまだ生きるべきだ」と庇われ、カカシだけ救われてしまいます。
この時、旅立つオビトの魂に「ちょっと早い火影就任祝い」として一時的に両目の写輪眼を譲り渡され、これにより、カカシが以前使えていた空間を引きちぎる攻撃を司る「左目の神威」と自身の体を含めた任意の物体を時空間に出し入れする防御を司るオビトの「右目の神威」、そしてさらに両目の万華鏡写輪眼に固有術を宿したものだけが開眼できる「須佐能乎」まで開眼しました。
そして、ナルトやサスケ、サクラとともに戦い、カグヤを倒すのに大きく貢献しました。
第四次忍界大戦が終結した後は綱手の後任として六代目火影に任命され、本来なら投獄されるはずのサスケの罪を、大戦での功績やナルト達の嘆願をあつめて不問としました。
そして、最終回では火影の座を譲っています。
BORUTOでのカカシ
出典:「BORUTO -ボルト-」(C)岸本斉史/集英社
では、NARUTOのその後の世界、BORUTOではカカシは何をしているのでしょうか。
火影の座をナルトに譲ったカカシは、表舞台を去り、第七代火影となったナルトのサポート役として登場します。
また、ボルトたちの卒業試験では、自ら希望して試験官を務め、忍になるということを甘く捉えている受験生たち、また、将来の展望がないまま忍を目指すボルトを批判し心身ともに打ちのめします。
しかし、競い合いを止めて全員一丸となって自分に挑んできたチームワークを評価し、結局は全員に合格判定を出しました。
仲間想いであること、「忍」に対して厳しいところは変わっていないようですね。
【ナルト】カカシは一度死亡する必要があった?その後のまとめ
カカシは一度死亡する必要があった?その後についても書いてきました。
実際のところ、描写を見ている限りでは確定した理由は見つからないのですが、カカシが過去を清算できたことは、カカシがその後成長するために必要なプロセスだったのではないかと思われます。
BORUTOではあくまでナルトの補佐的立場としてですが度々登場してはいますので、今後どのような活躍をしていくかが楽しみですね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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