【ナルト】に登場し圧倒的な強さを誇ったペインは、一人ではなく集団でそれぞれの名前があります。
そんなペインの正体が誰だったのか気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、正体や最後(死亡)、ペイン六道についても解説していきます。
【ナルト】ペインの正体は?
出典:『NARUTO-ナルト-』(C)岸本斉史/集英社
ペインの正体は、全員がかつて忍だった遺体で、別の場所から長門が持っている術を使用し操っています。
ペインは6人いてペイン六道という総称で呼ばれています。
なぜ長門自身が動くのではなく、操っているのかは後ほど説明しますが、簡単に言うとある出来事がきっかけで重傷を負い自身で行動することができなくなったので自分の意思をペインを操ることで表現しています。
ペインそれぞれには黒い杭が埋め込まれており、これで長門のチャクラを受信することで活動を続けることができます。
また、この黒い杭は武器にすることも可能で、自分が持つチャクラを相手に流し込むという戦略をすることもできます。
ちなみに全員が輪廻眼を使えるのも、操っている長門が輪廻眼を使えるためで本来は何人も使えるような技ではありません。
もしやられても別の者がペインとして活動し、メンバー内にペインを修復する能力を持つ者もいるので、ほぼ無敵の状態で非常に厄介です。
(作中では畜生道が自来也によってやられた後、別のメンバーが加わっている描写があります。)
ペイン六道の最後(死亡)
【天道】
ヒナタを瀕死にさせられて九尾化し8本目まで出たナルトによりダメージを受け、その後8本目まで解放したナルトのもとにミナトが現れ自我を取り戻し、最終的に螺旋丸によって倒されました。
【地獄道】
木の葉丸が倒す→復活→ナルトの上空からの螺旋連丸にて倒されました。
【畜生道】
(男)→二代仙人ガマの幻術と自来也の術によって死亡しました。
(女)→フカサク様に投げられたガマブン太の口の中で、ナルトに螺旋連丸にて倒されました。
【餓鬼道】
万象天引により引き寄せられたナルトから、チャクラを奪うが奪ったチャクラが仙術チャクラだったため、扱えずに蛙石化しました。
【人間道】
ナルトの螺旋手裏剣により倒されました。
【修羅道】
カカシとチョウジとチョウザの三人で倒した後に蘇生され、ナルトの螺旋丸にて倒されています。
長門の過去とは
出典:『NARUTO-ナルト-』(C)岸本斉史/集英社
長門が輪廻眼を開眼したのは、幼少期の頃で雨隠れの里と木の葉が戦争している時に、紛争地帯から逃げ遅れた両親が雨隠れの敵と間違われてころされた事がきっかけで開眼します。
その後、戦争孤児だった長門、弥彦、小南は、雨隠れの里に訪れた伝説の三忍(自来也、大蛇丸、綱手)と半蔵が戦っている場面に出くわします。
自身の夢(世界を支配して争いのない世界をつくる)を叶えるため、伝説の三忍に弟子入りを申し出ます。
大蛇丸と綱手には断られますが、自来也だけ『多少自立が出来るまで』という条件付きで承諾しました。
元々面倒を見るだけのつもりでしたが、ある出来事をきっかけに忍術を教えるようになります。
その出来事とは、ある日弥彦を襲った忍を長門が輪廻眼で返り討ちにしたことです。
すると自来也は、伝説の三大瞳術(輪廻眼)を持つ長門を予言の子なのではないかと思い、三人に忍術を教えるようになりました。
長門は弥彦が襲われ、憎しみで人をやってしまったので心が晴れませんでした。
しかし、「人は痛みを知るからこそ成長できる」という自来也の言葉に心を動かされました。
そしてこれからどんなに辛いことがあっても、弥彦と小南を絶対に守るという誓いをしました。
3年の月日が経った頃、3人は成長し修業は終わりました。
自来也も里に帰り自立した3人は新しいスタートを切りました。
弥彦は「武力に頼らない平和の実現」を夢見て、長門は最も大切な小南と弥彦を守り、夢を3人で実現するために、暁を立ち上げました。
組織が肥大化するにつれ、自分の立場が恐怖に晒されるのではないかと考えた雨隠れの長の半蔵は、木の葉のダンゾウと手を組んで小南を誘拐しました。
そして二人は長門に対して、弥彦をころしたら小南を返すと言いました。
長門はもちろん、2人を見捨てることはできませんでした。
しかし弥彦は、自分の夢と小南を長門に託して自ら死を選びました。
そして暁はリーダー不在となった後、長門がリーダーになり武力を使う組織となってしまいました。
長門は世の中を平和にしたいという気持ちは変わりませんが、そのために武力を使わないといけないと考えが変わっただけでした。
ペインを操っている理由と長門の最後
出典:『NARUTO-ナルト-』(C)岸本斉史/集英社
以前は長門は普通に行動し戦いも行っていたのですが、ナルトで暁が登場するようになってからはペインを操っていて長門は登場すらしていませんでした。
なぜかというと、弥彦をころしたといっても過言ではない半蔵を倒すために、外道魔像を口寄せしたからです。
この外道魔像は、元々十尾が入っていた抜け殻で通常の口寄せとは異なります。
そのため、長門は外道魔像を口寄せしたことで、かなりのチャクラを消費し体も衰弱してしまい、自分で行動することができなくなりペインを使い行動するようになりました。
ちなみに長門の最後は、ナルトが黒い杭を自分に刺してチャクラを逆探知して居場所がばれナルトと和解した後、外道輪廻転生を使い自分の命と引き換えに、死んだ人は生き返らせています。
ペイン六道のプロフィール
出典:『NARUTO-ナルト-』(C)岸本斉史/集英社
- 名前:ペイン六道
- 性別:最初は男性6人⇒欠員で1人女性になる
- 所属:暁
- 年齢:不明
- 使用する技:輪廻眼を使った術(神羅天征、地爆天星など)、口寄せの術など
- 身長・体重:天道(176.5cm・57.2kg)、他のメンバーは不明
- 声優:男性・堀内賢雄、女性・久嶋志帆
初登場は29巻の254話『兄弟…!』です。
ペイン六道は連携を得意としており、それぞれ能力や名前があります。
天道
出典:『NARUTO-ナルト-』(C)岸本斉史/集英社
ナルトの中で一番登場回数が多いキャラクター(弥彦)、暁のリーダー的存在で元々オレンジ色の髪型で好青年の様な見た目です。
【術】
神羅天征(しんらてんせい)
斥力を操って相手を飛ばす術になります。
攻撃範囲がとても広く全方位をカバーすることができ、ナルトの使用忍術螺旋手裏剣も打ち消すほどの威力を持っています。
ペインの力を集中させて放つとこの葉隠れの里を一瞬で壊滅させることのできる術にもなってます。
唯一の弱点は一度使用するとインターバルが5秒間発生すること。
また天道を操っている長門にかなり大きな負担を与え、術のインターバルも大きくなります。
万象天引(ばんしょうてんいん)
引力を操る術で相手を引き寄せることができます。
術の使い方としては引力で敵を引き寄せて体術を使用するコンビネーションや、武器を構えておいてそこに相手を引き寄せるという攻撃方法があります。
地爆天星(ちばくてんせい)
周囲の物体を集めて球を作って相手を閉じ込める術です。
引き寄せられた球体は星のようになり、そのまま圧迫して押しつぶすこともおそらく可能だと思います。
弱点としては、球体が破壊されると術が停止することと、チャクラの消費量がかなり多く
天道に力を集中させないと術を発動できないという弱点があります。
真・地爆天星(しん・ちばくてんせい)
天道が使用した術で岩の結界で里全体を包み込み、大きな球体にして里に浮かせるといった術を見せました。
そしてその結界は徐々に縮小していき、最終的には里のものを大爆発で死亡してしまう術となっています。
(この術は綱手が夢の中で見た自来也が書いた小説内の術なので、本編の長門が使えるかは不明となっています。)
地獄道
出典:『NARUTO-ナルト-』(C)岸本斉史/集英社
ペイン六道の中で一番いかつい顔をしてます。
手で空いての首をつかむことで閻魔大王の幻術を出現させます。
また、つかんだ人間に対して尋問を行い、背後に出現する悪魔のような顔(幻術の一種)に魂を抜き取られる術となっています。
特徴としては、尋問されたとき本当のことを言えば無事ですが、嘘をつくと魂を抜き取られてしまいます。
また抜き取った魂は死んだ他のペインに移植することで転生させることも可能となっています。
ナルト疾風伝では、ナルトの居場所を探すためにこの葉隠れの忍に対して使用していました。
【術】
口寄せ・獄閻王
地獄を支配する獄閻大王を口寄せして魂を管理しています。
敵に対して使用すると、尋問を行い嘘をつけば魂を抜き取ってしまいます。
畜生道
出典:『NARUTO-ナルト-』(C)岸本斉史/集英社
畜生道は自来也が雨隠れの里を訪れた時と、ペイン六道が木の葉を襲撃してきた時と人が変わっています。
自来也が雨隠れを訪れた時は、髪を後ろで束ねた男性、ペイン六道が木の葉を襲撃してきた時は女性になっています。
これは自来也が雨隠れを訪れ、戦った際に結界に引きずりこまれて、螺旋丸で活動停止したからです。
得意忍術は口寄せの術で、動物を口寄せすることができます。
また、動物だけでなく遠くにいるペイン六道を口寄せすることも可能です。
途中で見た目が変わっていますが、能力事態に変化はないです。
【術】
口寄せ輪廻眼
口寄せしたものに輪廻眼をコピーして視界を共有することができます。
長門はこの術と外道の術の併用でペイン六道を作り上げました。
与えるチャクラを増加させることで六道の術の一つを使用させることもできます。
餓鬼道
出典:『NARUTO-ナルト-』(C)岸本斉史/集英社
少し体格のいい人間の見た目をしています。
能力は相手の術のチャクラを吸収して無効化する事ができます。
体術には効きません。
【術】
封印吸引
体の中のチャクラ循環を逆転させ、敵が使用する忍術を吸い込み、体の中で霧散させることができる術です。
また、忍術を吸い込むのでチャクラを使用する術はすべて無効化することができ、自分のものとしてチャクラを取り込むこともできます。
しかし、千住柱間が使う木遁、我愛羅が使う砂など実体のものは吸収されないことが分かっています。
また、作中にも登場しますが仙人モード使用時の仙術のチャクラは吸収することはできますが、膨大な量を取り込んでしまうと石になってしまいます。
人間道
出典:『NARUTO-ナルト-』(C)岸本斉史/集英社
特徴は長い髪で男性の見た目をしています。
相手の記憶を読み、記憶を読まれた相手はそのまま死んでしまいます。
【術】
吸魂の術
相手の頭を手でつかんで記憶を読むことができます。
相手は頭をつかまれているときはそのまま魂を抜き取ってころすことも可能で、口止めなどには向いています。
引きずり出した魂は、地獄道が自身の能力で管理しています。
弱点としては、相手の頭以外のところをつかんだ時は抵抗が可能となっています。
修羅道
出典:『NARUTO-ナルト-』(C)岸本斉史/集英社
人傀儡に改造されており、ロボットの様な見た目をしています。
自分の体に兵器や武器を口寄せすることができ、戦闘バリエーションを増やすことができます。
【術】
修羅の攻
自身の体の内外に武器を口寄せします。
ナルトの世界には存在しない近未来的な兵器(レーザーやミサイル)なども使用することができます。
修羅道はこの能力を与えられたことで全身サイボーグ化しているが、元々は長門が行ったからくりの鎧を口寄せする術となっています。
弾頭の火矢
修羅道の右腕に仕込まれたミサイルで、自身の手首をつかみ引き抜くとミサイルが発射されます。
怪腕の火矢
修羅道の左腕に仕込まれたロケットパンチで先端はチャクラで守られており、すぐに引っ付きます。
【ナルト】ペインの正体や死亡の経緯・ペイン六道についてのまとめ
まとめると、
ペインの正体は、かつて忍だった者の遺体で、それを長門が操っていたことから、全員が輪廻眼持ちかつ様々な能力を使うことができたため、とてつもない強さを誇っていました。
ただ、ほぼほぼナルトによって倒されてしまいます。
長門もナルトと同じ平和を願っていましたが、途中から長門の世界を平和にするためのやり方が少し変わってしまったので、このような結果になってしまったのではないでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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